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就活のカギ

2023.03.10

【就活のカギ Vol.2】実は大手志望だった人が多い!?当時創業7年目の企業に入社した理由を社員に聞いてみた

実は大手志望だった人が多い!?当時創業7年目の企業に入社した理由を社員に聞いてみた

 編集部のEです!
 皆さん、現在の就職活動の状況はいかがでしょうか。
 もしかしたら、こんな悩みはありませんか?
 「大手とベンチャー、どっちが自分に合っているんだろう?」「一般的に良い選択ってなんだろう?」「大手の採用開始のタイミングが遅くて、まだ決断できない…」というような、自分が受けたい会社はどこか、もしくは内定をもらっても承諾するかずっと悩んでしまう、などです。

 実はアイグッズでも毎年、そのような相談を学生の皆さんから受けることがあったり、社員の中でも元々大手志望で最終的にアイグッズに入社を決めたという人も多いんです。

 今回は入社1年目の元大手人材志望だった社員が、なぜアイグッズを選んだのかをインタビューしました。
 今回の記事を通じて、皆様の就活のヒントになれば嬉しいです!

人材大手を魅力的だと思った理由とは

人材大手を魅力的だと思った理由とは

編集部 E

今回はSさんの就活時代にスポットを当てて、いろいろ聞いていきたいと思います。よろしくお願いします!

Sさん

よろしくお願いします!

編集部 E

まず、Sさんはどのような業界、規模の会社を見ていたのですか?

Sさん

実は、大手人材企業を中心に見ていたんですよね。

編集部 E

アイグッズとは全然違う業種ですね!
なぜ、大手人材企業を見ていたのですか?

Sさん

そうなんですよ、アイグッズとは全然違う業種でした。
まず、職選びにおいて自分自身が将来なりたい姿として、以下の2点を考えていました。

①自分が様々な挑戦やきっかけを人に与え、自らに自信を持つ人を増やしたい

②自分が介在することで新しい機会を与えたい


1点目は、その人のやりたいことや、挑戦したいことを応援し、まだ見ぬ可能性を引き出して、自信を持ってほしいということです。学生時代はミスコンテストのマネージャーを務めていたのですが、自分が担当する出場者の素敵なところや可能性を踏まえてアクションを起こした結果、「Sさんがいてくれたから自分の可能性が広がった」と言ってもらえて、本当に嬉しかったんです。
2点目もミスコンテストの経験からです。自分が直接誰かに深く関わることで、その人の魅力をより強く感じてもらえるような瞬間を作りたいと考えていました。

編集部 E

なるほど。上記を踏まえて、なぜ人材かつ大手が良いと思ったのですか?

Sさん

理由は、3つありました。
1つ目は人の可能性を広げるのは選択肢の数が重要だと思ったからです。それを実現するための一番効果的な手段が、人材関連の仕事だと考えていました。具体的には、キャリア支援の事業に関わりたかったんです。企業の支援というよりは、求職者のキャリアの選択肢を広げていきたかったので、「クライアントの数=求職者のキャリアの選択肢の幅」と思い、ベンチャーではなく大手を志望しました。

2つ目は自分にとっての将来の選択肢を増やしたかったからです。
1社目でベンチャーに行くと、大手への転職が難しく、転職できる企業の選択肢が少なくなると聞いていたので、自分の可能性を狭めたくないという思いから大手を見ていました。
ただ、前提として私は転職志望ではなく、むしろ一つの企業で長く働きたい。
しかし、転職が普通の今の世の中で1社で働き続けるのは、自分のスキルやキャリアの幅が狭くなってしまい将来性があまりないのではと思ったんですよね。

3つ目は親に大手に行ってほしいと言われていたからです。
今まで自分の願望があまりなく、親の期待するほうを選択することが多かったです。だから今回も親の期待する大手を希望しました。

編集部 E

そこからどうアイグッズと出会い、どこを良いと思ったのですか?

Sさん

アイグッズと出会ったのは、エージェントの紹介です。
アイグッズの情報をいただいた際、「人材企業」という文字に惹かれ選考に進みました。その後、人に関わることに本気な社風を感じ、事業として人の人生に関わらなくとも、誰かの人生を変える関わりができる点に魅力を感じました。

自分自身の人生選択と向き合った2ヶ月間

自分自身の人生選択と向き合った2ヶ月間

編集部 E

なるほど。会社選びにはかなり悩んだとのことですが、
内定している会社が複数あった中、正直どこにしようと思っていたのですか?

Sさん

大手人材企業ですね。でも…アイグッズとかなり悩んでいましたね(笑)
実は、最終的な意思決定をするまでは2ヶ月近く迷っていたんです…。

編集部 E

2ヶ月も…。なぜそこまで悩んでいたのですか?

Sさん

会社の魅力…というよりも自分自身の「人生の選択」について向き合っていました。
というのも、私は今まで、人生の決断を自分でしたことがなかったんです。例えば、受験なら受験自体をするのか、どこの学校にするのか、全て親に委ねる…という感じで。
最初は、親の選択に従うことが親にとって嬉しいことであり、幸せなことなのだと感じていましたし、実際に親が喜んでいる姿が自分にとっても幸せだったんです。

最初大手の人材会社に内定をもらったとき、親はアイグッズに入社することを反対していましたね(笑)
両親は大手のほうが良いのでは?という意見でした。私の友人も多くの人が大手企業を選んでいて、最初は流れ的に大手のほうが安心かな?と思っていました。

でも就活時にいろいろな人と話しているときに「誰かの言いなりになり続けていたら、それはあなたの人生ではなくなる」という言葉をもらい、ハッとしました。

また自分の人生の決断を自分でできていない。それって自分の人生を生きたことにはならないなと。

安定もワクワクも大事に

安定もワクワクも大事に

編集部 E

なるほど。就活のときこそは自分で選択をしようと思ったワケですね。
いろいろな選択軸がある中で、最終的に何を大事にして決断したんですか?

Sさん

自分の人生を生きるために、「まずはワクワクも大事に」決めようと思いました。

編集部 E

その意味は?

Sさん

私がその当時迷っていたのは「安定をとるかワクワクをとるか」という二択です。
安定というのは、「一般的に選ばれやすいメジャーな意見」という感覚ですね。逆にワクワクは直感でしかないですが、「自分が好きで、何にも変えられないくらい夢中になれること」
だと思います。昔、ワクワクよりも安定をとって後悔したことがありました。
小学生の頃、水泳選手を本気で目指してスクールに通っていたのですが、練習が辛いなぁと感じていた時期があったんです。
そんなときに親から中学受験の話があって、受験するために水泳を辞めました。
でも、当時同じ大会に出場していた知り合いが、現在、水泳選手としてオリンピックの舞台に上がっているんです。すごいですよね。

編集部 E

Sさんも当時はストイックに水泳に打ち込んでいたんですね。

Sさん

でも私は、安定の選択をとってしまいました。自分が水泳選手になれるのか。自分でこの道を正解にできるのか。そういう自信がなかったんです。しかし、今思うとあのとき辛いことを乗り越えて本気でやっていれば、私も選手になっていたかもしれない。

編集部 E

なるほど。不安な気持ちだけで諦めてしまったことがもったいなかったということですね。

Sさん

そうですね。同じスクールに通っていた人がワクワクを大事にして自分の足で人生を歩んでいく姿がかっこよかったですし、当時を振り返ってみると、そういった人のほうが周りにも良い影響を与えていたなと感じます。

その経験と、アイグッズか大手人材会社かを選択することが重なったんです。
周りが良いと思う選択は、大手人材会社かもしれない。
でも私は、どちらの企業にワクワクしているのか。
そう思ったときに頭に浮かんだのがアイグッズ
だったんですよね。

アイグッズのワクワク感とは

アイグッズのワクワク感とは

編集部 E

第一志望の会社があった中でなぜアイグッズを選んだのですか?
もし具体的なエピソードもあれば教えてください。

Sさん

総合的にワクワク感がかなりあったからだと思います。
主に2つの理由がありますね。
①アイグッズであれば、なりたい姿を叶えられると思ったから
②自ら価値を生み出し、仕事を楽しめる環境だから

編集部 E

それぞれ理由もお願いします!

Sさん

1つ目については、アイグッズと出会って私のなりたい姿に大きな変化が起きたからでした。
私が意思決定に悩んでいるときに採用責任者が選考とは関係なく面談の機会を設けてくれました。
そのときに、「Sさんは、自分が様々な挑戦や経験を人に与え、自分に自信を持つ人を増やしたいんですよね?それってただチャンスを与える仕事をしていれば叶えられるのでしょうか?Sさんが自分の知見やスキル、価値観を人に共有できることもなりたい姿を叶える上で大事なのではないですか?」と言われてハッとしました。 私自身、いろいろなことに挑戦することが大好きで、人と変わった経験をすることも多かったです。だからこそ、経験を分け与えていける人になるために自分がどれだけ挑戦できるかも大事なのだと、気づいたんです。

人材系の会社に入社したら、クライアントにキャリアの選択肢を提供するだけになってしまい、本質的な価値提供につながらないかもしれない。しかしアイグッズなら、営業として現場の経験が豊富だし、若手でも社内で複数のPJを立ち上げて実行している人もいる。また、社内の後輩育成などの成長にも携われると考えたときに、自分を磨き、自信を持つ人を増やせる環境はアイグッズだと感じたんですよね。

2つ目は、いろいろな社会人に話を聞いて感じたことでした。
会社選びにかなり悩んでいたため、性別・部署・支社関係なく多くの現場社員に会いました。

そんな中、大手人材会社の10年目社員の方が「正直辛いことも多いよ…」と本音を言ってくれたんです。

編集部 E

辛いというのはどういった意味だったのですか?

Sさん

どうやらその方は同じ業務を続けているようで、仕事を楽しめていないというニュアンスをにじませていました。
そのとき、「大手に入ったからといって、必ず幸せになれるわけではないのだ」ということに気づきました。大手のほうが将来の選択肢が増えると思っていましたが、それは各会社によって異なるもの。
多くの選択肢を生むために大事なのは、「世の中や会社のためにやりたいことをどれだけ応援してくれる環境があるか」だと感じて、自分が主体性を持って価値を生み出せる環境を探すようにしました。

当時、アイグッズのことを7年目の若いベンチャーだと捉えていたのですが、蓋を開けてみると、財務基盤もしっかり整って安定していて、次なる社会課題解決への投資を惜しまない姿勢があったんです。社長は社員に対して「アイグッズはセーフティベンチャー。いわば大手の安定性がありながらもベンチャーのように挑戦を忘れない会社でありたい」と言っていました。
実際に社員も「世の中に肯定的影響を与えたい」「自分がアイグッズの輪を広げて世界中がアイグッズの商品で溢れるようにしたい」「誰かの人生をより良い方向へ導きたい」など多様な「なりたい姿」を持って働いている人が多く、若手であってもいろいろなことに挑戦しているのが印象的でした。内定者がメーカー事業の1商品を作った、1~2年目で誰もが知る大手企業と複数社取引している、など。
そんな大手のような安定感と、ベンチャーのような挑戦する姿勢の2つを兼ねている会社はなかなかないと思い、そこも含めて素敵だと感じていました。

最終的には、この2つが決め手となりアイグッズに入社を決めました。

編集部 E

なるほど。アイグッズに行こうと決断しようとした時、周りにはどう相談していましたか?

Sさん

相談先は主に、エージェントと友人でした。
内容は、働く上での重要な軸は何か、その優先順位、今後のキャリアに関してや、それ以外にもざっくばらんに何でも話していましたね。

編集部 E

周囲の人は具体的にどのような反応だったのですか?

Sさん

まず、エージェントには自分の気になるほうを選ぶのが一番と言われた記憶があります。
また、「大手だからというだけではキャリアの選択肢が広がるわけではない。むしろ人材だとその後のキャリアは人材のみを扱うということもあり得る。アイグッズは若手のうちからいろいろな挑戦ができる会社なので、大手よりもキャリアの選択肢が増えるかもしれない」と言われました。

友人は、私のモヤモヤを話した後、思っていることを率直に伝えてくれました。
私自身は、周りの友人は大手に行く人が多いこともあって、自分だけベンチャーという選択肢で本当に良いのか不安だったんですよね。
それを伝えると友人は「でもSの中では答えが出ていてアイグッズに惹かれているんじゃない?」と言ってくれました。
私自身も、多くの人の話を聞いていくうちに大手に入社したとして、数年後アイグッズが有名になっていたら、「なぜあの時アイグッズに決めなかったのだろう」とモヤッとするのではないかと感じました。

編集部 E

今の自分というよりも未来の自分が後悔しそうという未来視点で考えるというのは結構大事ですよね。
ご家族にはどのように相談したのですか?

Sさん

アイグッズに入社したいと話すと、心配されましたね(笑)。その際、親に大手の人材会社とアイグッズのそれぞれのメリットとデメリットを10個ずつ言ってみてほしいと頼まれました。その私の答えから覚悟を感じたようで、無事に了承してもらえました。

編集部 E

周りの人が納得してしまうほどSさんのアイグッズへの入社の覚悟は決まっていたのですね。

Sさん

そうですね…。きっと1人で悩んでいたら自分の本音に気づかなかったと思います。そう思うと、1人でやる就活よりも相互作用し合う就活って大事だなぁと感じますね。

編集部 E

そんな覚悟を持って入社したわけですが、
正直、今1年目として仕事をしていて、この選択は正解だと言えますか?

Sさん

正解でしかないです!
あの時「安定もワクワクも大事にした」決断は間違いではなかったと胸をはって言えますね。
現在は、広報担当と新規事業担当を兼任しています。
将来は広報として世の中にアイグッズの輪を広げたり、新規事業を通じてアイグッズで働く人たちの新たな貢献の場を生み、働きがいを確立するべく日々精進していければと思います。
特に、就活軸として掲げた「様々な挑戦や経験を人に与え、自分に自信を持つ人を増やしたい」という目標を確実に叶えていきたいです。

人目を気にしない「自分の選択」をするには

人目を気にしない「自分の選択」をするには

編集部 E

最後に、就活生の皆さんに伝えたい、会社選びに納得感を持つための秘訣を聞かせてください。

Sさん

自分が納得するまで行動し続けることを大事にしてほしいです。
もし、「周りによく思われる選択がしたい」と悩んでいる人がいたとしたら、決して「あの人が良いと言っていた」という他者の発言だけを鵜呑みにしないでください。理由は、人それぞれ価値観が違うからです。だからこそ、以下2つを追求し続けてほしいです。

①周囲の人を巻き込んで自分の価値観を知ること
私は自分自身の自己分析は完成した!と思っていたのですが、アイグッズの採用責任者との面談で、より深く自分を知ることができました。自分だけでやるのではなく、キャリアセンターの人や友人、就活エージェントなど、周りを巻き込んだ自己分析は自分の価値観を正しく把握する上で大事だと思います。

②事実に基づいた情報を集めること
憶測や想像ではなく事実であることがポイントです。
例えば就活初期の私のように「大手のほうが安定している」というような憶測で判断はしないでほしいです。
社員とやりとりをしていると本当に会社によって個性は異なるのだなと思い知りました。情報を集めるために、多くの社員と面談する、与えられた情報以外で気になったことがあればすぐに質問をするなど、行動を止めないことも意識してみてください。

編集部 E

みなさんも、最後まで納得感を大事に就活を進めてくださいね!
Sさん、ありがとうございました!

Sさん

ありがとうございました!

まとめ

 いかがでしたか?
 就活において最後の会社を決める瞬間は、何を大事に選択するべきか考え込んでしまう人もいると思います。しかし大切なのは、Sさんの「安定もワクワクも大事に」の言葉のように、「生涯をかけて大事にしたいものは何か」を考え抜くことです。
 見つからない!という人はぜひ自分だけで考えず、周りを巻き込みながら納得のいく軸を探してみてください。

コメント一覧
  • ■アイグッズウォッチャー 様 : 2023.04.09

    非常に読み応えがある記事で引き込まれました。惹かれました。
    自分がどのように入社する企業を選んだかと言うことは年月が経つと忘れがちです。おじさんおばさんの多くは若者に対して「私なんか適当に選んだ。何も考えて無かった」と言いがちです。でも違うんですよね。誰もが試行錯誤の結果、入社する会社を選んでいてただただ忘れているだけなんです。
    記事で取材されることで大切な入社経緯を忘れずにいられますね。先輩や上司もこの記事を見て佐藤様の選択を正解にする気持ちが呼び起こされますね。

  • ■ハドソン 様 : 2023.12.15

    ベンチャー志望ではなく大手志望の人が、最終的に内定を複数もらった上でアイグッズさんを選ぶ流れは貴社の採用の特徴ですね。

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