Project Story
プロジェクトストーリー
On the Job Training System
組織づくり編

Scroll
Introdction
深刻化する人材不足から即戦力がもとめられる昨今。そんな時代と逆行し、アイグッズでは会社のバリューである「ものづくりの前に、人づくり」に基づき、同業他社からの中途採用は行わず、新卒社員および業界未経験者の育成に力を入れています。経営陣が最重視していることは、売上を上げることではなく、社員が心から幸せになっているかどうか。そこで、マネージャー3人の想いに迫り、組織づくり、ひいては人づくりの本質の部分に迫ります。

Scroll


Talk Member

現在だけでなく、
人生そのものに
寄り添うのが使命。創業メンバー
フルオーダー事業部
S.N.
シニアマネージャー
学生時代、150名のよさこいチームを発起し、地元・高知県に凱旋するなど、リーダーシップを発揮。その後、前職を経て、アイグッズの創業メンバーとして会社の基礎を築き、今日までのすべてを知る。どんなに組織が大きくなっても、変わらない謙虚であたたかみのある人柄は、全社員から信頼を集めている。大きな心で社員の悩みや不安を受け止める姿は、まさにアイグッズの母。
耳が痛いことも伝える。
メンバーの長期的な成長を
願っているから。2019年入社
人事・プロモーション事業部
O.S.
マネージャー
学生時代から「人への教育」に関心をもち大学では教員免許を取得するも、アイグッズに「志が同じ仲間」がいることを強く実感し入社を決意。1年目から新卒採用の責任者を務め、現在ではアイグッズから対外的に世の中へ発信される広報物、組織の人に関わることには全て彼女のチェックが入る。人を優しく包み込む愛ある性格と、未知な分野でも学んで吸収しようとする勤勉さが慕われている理由。
マネジメントのゴールは、
本人が幸せになる力を
身に付けること。創業メンバー
メーカー事業部
T.K.
シニアマネージャー
アイグッズ創業メンバーの一人。内に秘めた熱い思いとひと一倍強い覚悟を持つことから、“青い炎”と比喩される。行動だけではなく対話による深掘りを重視し、社員の成長のために本質的な問いやフィードバックを行う求心力のあるカリスマリーダー。現在はメーカー事業部のマネージャーとして、サステナブルグッズ専門「SUSPRO」と業務用サービスロボット「ROBOTI」などの新規事業をリードする。



Project Story
Q.01
アイグッズが人づくりに
力を入れるようになった
きっかけは何ですか?

S.N.
2016年、社長と私の2人で事業をスタートしたアイグッズ。その時、会社として何を大事にしていきたいか、ずっと社長と話をしていました。そこで出た結論は、仕事を通して人間力が高まっていくことは、最終的にその人の幸せに繋がっていくだろうということ。そうして、会社としての行動指針や大切にしたい価値観を紡いでいきました。今に通じる人づくりの教育制度、採用制度に関しては、その後Tさんが合流し、そして新卒1期生のOさんが入社した頃に本格的に構築。現在にいたるまで発展、進化を続けています。


Q.02
みなさんが人材育成や社員との
関わりの中で心がけていることは
何ですか?

S.N.
メンバーならできると信じ、彼らの可能性に蓋をしないこと。そして、内省からの気づきと主体性を育むような関わり方を大切にしています。メンバーの今だけではなく「人生」そのものに寄り添っていくと決めています。

T.K.
私も、メンバーの可能性を最大化させることを強く意識していますね。長期的な視野を持ち、一人ひとりに合わせて向き合うことを心掛けています。マネージャーになる以前は、就業時間を自分の成長のために使っていましたが、マネージャーになってからはその大半を、皆さんがどうやったらイキイキと働けるか、メンバーと向き合う時間、環境づくりや仕組みづくりを考える時間に充てるようになりました。

O.S.
共感します。マネージャーになる前の私は採用責任者として会社の未来を考えることが主な任務でしたが、マネージャーになってからは、アイグッズの成長だけでなく、皆さんの個性や能力を掛け合わせてベストな道を築くことを真剣に考えるようになりました。私が思うマネジメントのゴールは、メンバーが経済的にも精神的にも自ら幸せになる力を身につけることです。

S.N.
Oさんは入社3年目という早さでマネージャーに昇格しましたよね。1年目から「ここまででいいか」といった妥協は一切なく、会社の成長もメンバーの成長も創り上げてくれました。アイグッズでは、真剣に向き合う姿勢と行動量があれば、年次関係なくしかるべき立場に就けるのだという、1つのロールモデルになっていると思います。

O.S.
ありがとうございます。いざマネージャーという肩書きを担うとなると、3年目でメンバーの人生を背負えるものなのかと当時は本当に悩みました。その時、お二人が月に1度マネージャーランチをしようと言ってくださり、その中で悩みを一つひとつ解消していった過去があります。Sさんの、ご自身が葛藤の末に気づき得たことを惜しみなくメンバーに共有し、ともに成長へとつなげていく愛情深さ。そしてTさんの、本質的で小さなほころびも見逃さない鋭い視点と崇高な視座があるところ。当時からずっと背中を追い続けています。

Project Interview





Q.03
みなさんがマネジメントをしてきた中で、
印象に残っている出来事は何ですか?

S.N.
数年前のことですが、私が産休に入る前、メンバーの成長が目覚ましかったことです。それ以前は、私が積極的に話を聞き、都度フィードバックする“指導”を行っていましたが、私が産休に入ることを知るとみんなが自主性を持ち、気づけばその時の何倍もチーム力を高めてくれて大変驚きました。それと同時に、その時のメンバーの可能性を信じきれていなかった自分に気づいたんです。それからは、もっとみんなを信じて任せたいという気持ちが強くなりましたね。メンバーなら必ずできる、って。

O.S.
その時のこと、よく覚えています。「上司が産休に入るから、残された私たちがやるしかない」というという一時的な原動力とは違った勢いを感じる時でしたね。マネージャーへ今までお世話になった分の最大限の恩返しを、というモチベーションだったと思います。

S.N.
そうですね。皆さんがより組織の核を考えてくださるきっかけになり、その自主性が、皆さんの働きがいや幸せにも繋がっていくんだと実感した出来事でした。



O.S.
私は、以前「自分にはできない」「向いていない」と口にしていたメンバーが、いつしか自発的に仕事を楽しむことができるようになり、今度は後輩に仕事の意義を伝える立場へと成長したことです。メンバーの気持ちが落ちている時に、私たちは別の視点を見せるなど、情報と環境の提供しかできません。しかし、そうやって弱さも含めて包み込み、向き合い続けることで想いは伝わるのだと実感。大切なメンバーの人生に少しでもいい影響を与えられたことは、私の自信にもつながりました。

T.K.
私の場合は、特定の出来事というわけではありませんが、マネジメントに絶対的な正解はないのだと日々の業務で感じることです。
一人ひとり悩むポイントが違うし、やりがいを感じられるポイントも違う。同じ業務に携わっていてもメンバーの数だけ最適解が異なるので、本人の「やりたい」「できる」をバランスよく導くのが、私たちマネージャーの力量なのだと思います。
そして、その寄り添いが必要な上で、時には会社の指針と照らし合わせ耳が痛くなることも伝えなくてはならない。私一個人として伝えようとすると躊躇してしまうこともあると思うので、メンバーと向き合うときは常に“マネージャーのT”として居るようにしています。厳しい指摘を伝えられたメンバーはドキッとするし、一時的に私のことを嫌いになるかもしれません。でも、結果的に本人の糧となったらそれでいい。マネジメントの道は孤独な面も多いですが、本人が壁を乗り越え成長し、仕事や人生を充実させている様子を見届けられる時、マネージャー冥利に尽きるなと感じますね。


Q.05
アイグッズならではの文化だと
感じることはありますか?

S.N.
仕事に全員が真剣かつ全力。特に、社長は睡眠時間以外をすべて仕事に捧げるほど常に全力投球です。しかも社長自身がそれ自体を楽しんでいる点が何よりの強みですね。

O.S.
私も、あらゆる物事に対して本気で、真剣に、真摯に向き合う文化が改めて素敵だなと感じています。努力を笑うような風土は一切なく、自分自身の願望や思いに堂々と素直になれる。日報などに目を通すたび、メンバーの情熱や覚悟に感動して泣きそうになります。実際に、業務中メンバーの嬉し涙や悔し涙をよく目にする時もあります。こんなに泣いている人が多い会社も、珍しいのではないでしょうか(笑)

T.K.
私は、経営方針発表会など、会社全体の動きを知る機会が多く、社員一人ひとりの当事者意識を大事にする文化が魅力だと思います。


Q.06
今後、どんな会社(文化)を
つくっていきたいですか?

S.N.
目指すのは、会社が自己実現の場になり、仕事を通して人生を楽しんでいる幸せな人がたくさんいる会社です。その結果、会社が成長し、社会貢献の幅が広がっていけばいい。結局は、いつもここに辿り着きます。アイグッズに関わってくれた方、そしてアイグッズに入社してくださった方への一番の恩返しは、仕事を通してその人の人生がよりよくなること。だからこそ、目指すビジョンに反する部分はこれからも先頭をきってしなやかに変化していくつもりです。それが、私だからこそできる貢献だと思っています。

T.K.
私は、一人ひとりが自立し、自ら可能性を閉ざすことなく、常に社会の成長に向けてチャレンジしている会社です。社会が変容する以上、企業も挑戦していくことで存在意義を果たす必要がある。プロダクトの提案を通して社会課題の解決を目指す私たちメーカー事業部は、「SUPRO(サスプロ)」「ROBOTI(ロボティ)」という既存ブランドを、さらに多くのお客様に届けるという挑戦にも向き合い続けていきます。

O.S.
私は、会社が大きくなっても一人ひとりが覚悟を持って入社し、仕事や仲間を愛しながらイキイキと働いているような会社をつくりたいです。私は仕事をする意味の一つとして、仲間との心の結びつきも重要な要素だと感じています。「仲間たちがいるから頑張れる」「この人たちと出会えたから毎日が変わった」など、人生すら好転するような人と人との出逢いを、これからも人事担当者として紡いでいきたいと思います。

On the Job Training System
組織づくり編
Fin.

