Project Story
プロジェクトストーリー
On the Job Training System
エルター・エルティー編

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Introdction
アイグッズの研修プログラムの核となるエルター・エルティー制度。これは、先輩社員(=エルダー)と新入社員(=エルティー)がペアとなり、約1年間にわたって成長を支えていくアイグッズ独自のOJT制度です。現在、その研修真っ只中のエルター・エルティーの社員2人にインタビューを実施。仕事への姿勢ややりがい、2人が抱く互いへの思いを通して、アイグッズの理念である「ものづくりの前に、人づくり」を深掘りしていきます。

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Talk Member

伝えたいのは仕事への姿勢。
“魚を与えるのではなく、
釣り方を教える”ことが大切。2022年入社
フルオーダー事業部
化粧品チームS.Y.
エルター
化粧品チームに所属していながら、キャラクター案件やスポーツブランド案件など、幅広い業界のお客様を担当する若きオールラウンダー。生粋の負けず嫌いだが、社内随一の思いやりと優しさを持つ。英語を話せるという一面も。
私以上に私の可能性を信じ、
挑戦を後押ししてくれる。
その愛に全力で応えたい。2024年入社
フルオーダー事業部
化粧品チームK.K.
エルティー
自他ともに認める鋼のメンタルを武器に、入社半年で新規顧客を開拓した実力者。新人研修業務の講師を務めるなど、早くして新人のお手本となっている。



Project Story
Q.01
エルター・エルティーの
研修制度の進め方や、
日々のルーティンを教えてください。

S.Y.
基本となるのは、毎日実施する朝のタスク確認と、夕方の振り返りです。振り返りでは、仕事の進捗確認のほか、Kさんが1日を通してできるようになったことや、この行動がすごく良かった、ここはもっとこうした方がよいなど、小さな事柄であっても細かくフィードバックするよう心がけています。

K.K.
慌ただしく過ぎていく1日の中でもこの振り返りの時間があることで、自分自身の成長や改善点を客観的に捉えることができ、次の日にすぐ活かすことができます。


Q.02
エルター・エルティーとして、
2人が最も印象に残っている
エピソードは何ですか?

K.K.
お客様とのトラブルが発生した際、Sさんが夜遅くまで振り返りをしてくださったことです。コスメブランドグッズの案件でサンプルを製作した際、お客様のイメージとは異なる仕様でご提出してしまい、お叱りを受けたことがありました。

S.Y.
あの時の振り返りの時間は、Kさんにとってはとても過酷だったと思います。

K.K.
最初は「取り返しのつかないことをやってしまった」と焦りましたが、オフィスに戻ってSさんと現状の把握と問題点の洗い出しを行ったことで、落ち着きを取り戻せたことを今でも鮮明に覚えています。要因としては、納期が短いからと電話で諸々を決定し、デザイン案を起こさずにサンプル製造に入ったこと。焦りが勝ってしまい私の段取りが不足していたと気づきました。Sさんと対応策を考え実行した結果、幸いにも納期に間に合い、問題なく終えることができました。

S.Y.
お客様を困惑させてしまったことは事実ですが、その一方ですごく良い経験させてもらっているな、とそばで見ていて感じました。入社3ヶ月で、この次元の事案を対処しているなんてすごい!と思っていましたね。

K.K.
確かに今思えば、ありがたい経験でした。その時、私が納期に間に合うか焦る一方で、Sさんは冷静に状況を受け止め、「今からできることを一緒に探そう」と伴走してくださいました。おかげで気持ちを切り替えることができましたし、何より心強かったです。

S.Y.
私の厳しい言葉も素直に受け入れ、すぐに切り替えができた姿はとても印象的でした。

Project Interview





Q.03
エルティーの成長のために、
心がけていることはありますか?

S.Y.
私が一番に望むことは、Kさんが前向きに仕事に取り組めること。トラブルを未然に防ぐために、アシストしようと思えばどれだけでもできます。しかしそれでは、Kさんの独り立ちにつながらない。アイグッズの人材育成は、釣った魚を与えるのではなく、釣り方を教えることを大切にしています。そして、私自身が特に意識していることは、相談したい時に、気兼ねなく相談できる関係性を築くことです。そうすれば、大きなトラブルになる前に、一緒に解決へアプローチできる。そのためにも、いつもご機嫌な先輩でいることを心がけています。

K.K.
Sさんがつくり出す空気感にいつも助けられています。入社1ヶ月経った頃、「Kが成長したと感じること」「Kのよいところ」をメッセージでくださいましたよね。今読み返してもニヤニヤするほどうれしいことが書かれていて、私の宝物です。そこに、私の素直さが良いと書いていただいていたのですが、それは自分で思ってもみなかった長所でした。私のことをずっと見てくれているんだと、すごくうれしかったです。

S.Y.
相手の成長をつぶさに見ることは、いつも意識しています。もっとこうしたら良いというmoreフィードバックをした分だけ、できていることのgoodフィードバックもする。むしろmoreよりもgoodを多く見つけて、Kさん自身が見えていなかった成長を私が伝えられるようにしたいと思っています。


Q.04
エルターの存在を通して、
学び、成長したことは
どんなところですか?

K.K.
業務上のスキルだけでなく、人としての姿勢についても学ぶことがたくさんあります。最近、業務が立て込んでいた時、メールに誤字脱字が増えたり、進捗の報告がおろそかになったりしていたことを指摘され、思わずハッとしたことがありました。自分では全く気づいていなくて…。自分のことに一生懸命になり、まわりの方への配慮が追いついていませんでした。

S.Y.
その時、自分の仕事に集中して、相手の存在を忘れてしまっているんじゃないか、と伝えました。どんなに言葉が上手くなったり、担当する案件が増えたりしても、この「相手目線」を失うことがあってはならない。小手先のテクニックではなく、仕事をする姿勢そのもの(=大事な部分)に立ち返ることができるよう、軌道修正を図るのがエルターの務めであると感じています。

K.K.
社外のお客様だけでなく社内の人間関係においても、相手の目線に立つこと。独り立ちを前に、この重要性をひしひしと感じています。

S.Y.
営業職の醍醐味は、お客様の声をダイレクトに聞き、お客様目線で対応することだと思っています。時々立ち止まっては、「自分よがりの進め方になっていないか?」と、自分自身にも、Kさんに対しても問うようにしています。お客様のためを思ってやったことが、結果受注につながり、お客様から喜びの声をいただく。それが自分の成果となり、そこから仕事への楽しさ、やりがいにつながっていく。それを身をもって感じているからこそ、相手目線の大切さをKさんには伝えています。


Q.05
エルター・エルティー
制度について
どう感じていますか?

K.K.
私の可能性を信じ、見守ってくれる先輩がすぐそばにいるという絶対的な安心感。不安だらけの1年目に、先輩と二人三脚で歩める環境は、大変ありがたいです。私の業務でトラブルが起きた際も、Sさんは自分ごととして捉え、真剣に考えてくださいました。Sさんの私以上に私を信じてくれる姿勢が本当に励みになります。

S.Y.
私もKさんと同じく、1年目の時はたくさんエルターの先輩にサポートしてもらいました。私の場合は、自分が思うようにできないことが悔しくて、毎日のように涙を流していました。もがき、苦しんだ日々でしたが、仕事の価値を教わった1年間でした。この経験は今の私の礎となってくれています。


Q.06
2人のこれからの
展望を教えてください。

K.K.
まずは、無事に独り立ちし、チームやお客様に価値貢献できる人材となることです。以前、理想の社会人像に向けてのアクションプランを作成した際、「後悔のない人生を送る」という思いを掲げました。チームのみなさんが満足いくようなパフォーマンスができるように成長し、私自身も選んだ道で悔いのない生き方をしていく。恵まれた環境をフルに生かしながら、もっともっと成長していきたいです。

S.Y.
エルターという立場を通して、お客様の思いを形にできる営業職の醍醐味を改めて感じる日々です。特に私は、新規開拓でゼロからお客様と関係を構築していくことに、やりがいを感じるタイプ。「私たちはお客様に価値貢献できるんだ」と、自信を持っているからこそできるアプローチだと思っています。これからもお客様の思いに寄り添う気持ちを忘れず、アイグッズの誇りづくりに寄与できる人材となりたいです。

On the Job Training System
エルター・エルティー編
Fin.

