Project Story
プロジェクトストーリー
On the Job Training System
SUSPRO編

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Introdction
天然素材を使ったホテルのアメニティなど、サステナブルグッズを提案するブランド「SUSPRO(サスプロ)」。環境にやさしい事業を推進するために未だ多くの課題が山積する中、企業のSDGsの取り組みをものづくりで支えています。ホテル業界への新規参入は極めてハードルが高いといわれる中、事業立ち上げからわずか数年で業界でも存在感を示すまでに成長。そんな勢いを見せるSUSPROの現在と未来を、チームを率いる3名に聞きました。

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Talk Member

選択肢を増やし、ホテル運営を
トータルサポートしたい2022年入社
メーカー事業部
SUSPROチームS.M.
チーフ
1年目の夏より現チームにて製品開発や営業業務など全般を担い、チームを率いる。アメニティ事業の粗利は、2022年で初年度比2倍、2年で5倍以上をチーム一丸となって達成。取引ホテル数も1年で倍に増やしている。
特別なアメニティで
宿泊施設の想いをカタチに2023年入社
メーカー事業部
SUSPROチームT.M.
入社1年目よりSUSPROチームに配属。1年目の秋より本格的にアメニティの製品開発や営業業務など全般を担当。チーム参画後、製品開発を数多く行い、1年間で約14点の製品ラインナップ増加を達成した。
製造業の最前線を行き、
市場に新たな価値を生む2023年入社
メーカー事業部
SUSPROチームM.M.
入社後はフルオーダー事業部化粧品チームに所属し、グッズディレクターを経験。細やかで丁寧な対応により品質に厳しいお客様からも信頼を獲得。2年目の夏よりSUSPROチームへ異動し、フルオーダーの知見を活かし幅広い業務を担う。



Project Story
Q.01
SUSPROチームの
業務内容について教えてください。

S.M.
2021年9月に、食品廃棄物や脱プラスチック素材などエコ素材を使ったサステナブルな生活雑貨を企画生産・販売するブランド「SUSPRO」がスタートしました。自社ブランドとしてコーヒーかすを再利用した生活雑貨「SUS coffee(サスコーヒー)」などの販売を皮切りに、現在ではホテルや旅館向けに開発したオリジナルのアメニティ「SUS amenity(サスアメニティ)」を提案したり、企業向けにフルオーダーでオリジナルグッズを提案したりと、サステナブル素材を使ったグッズ製作の提案を行っています。

T.M.
近年は、ホテルや旅館向けのアメニティの提案が増加しました。その背景には、SDGsに対する世の中の意識の変革に加え、2022年4月の「プラスチック資源循環促進法」の施行により、“脱プラ”の動きが一気に加速したことが大きく影響を与えています。このあたりから、プラスチック製品に代わり、木製スプーンや紙ストローなどを街中でよく目にするようになりましたよね。

M.M.
脱プラのアイテムは、今ではすっかり私たちの生活に馴染んできましたね。SさんはSUSPROの立ち上げ時期から携わっていらっしゃいますが、最初はどのようにお客様を開拓していったのですか?

S.M.
ホテルや旅館へ提案する「SUS amenity」がスタートした当時は、エコやサステナブルへの意識が今ほどは高くない頃。最初はお取引先がゼロのため、テレアポをしたり、郵便でDMを送ったりと、何百社もの代理店やホテルにアクセスすることから始まりました。地道にお客様とのやり取りを重ね、2023年には約100社、2024年には250社以上の企業に導入いただいています。


Q.02
アイグッズが選ばれる理由を
どういった部分に感じていますか?

T.M.
エコ素材を使ってオリジナリティを出せる高いデザイン性と上質感が、他社にはないアイグッズならではの強みだと感じています。サステナブル素材を使用していても通常の素材から作られたグッズと使い心地は遜色なく、多くのお客様に新たな選択肢を提供できています。

M.M.
デザインの対応力は、お客様のこだわりをどれだけ表現できるかとイコールですよね。そういったお客様の要望に対する柔軟性をトータルで評価いただいているのではないでしょうか。私は数ヶ月前にフルオーダー事業部の化粧品チームから異動したばかりですが、このお客様の想いに全力で向き合う姿勢は、アイグッズ全社に共通するアイデンティティだなと改めて感じています。

S.M.
確かにそうですね。提案を通して、ホテル業界のサステナブルな取り組みを支援し、ひいてはブランディング強化にも寄与できる。アメニティひとつとっても、そのホテルでの滞在の印象を左右する大切なアイテムです。何気なく泊まったホテルのアメニティが、エコ素材でできたものだと、ホテル全体の印象が変わる方も今では多いのではないでしょうか。正直、アメニティのコスト自体は上がってしまいますが、私たちが提案するアメニティは消耗品ではなく、ずっと使っていただけるようなクオリティのものばかりです。増えたコスト以上の価値を提供できると、私たちは自信を持ってお客様へ提案しています。


Project Interview





Q.03
印象に残っているプロジェクトや
出来事はありますか?

S.M.
SUS amenityに切り替えていただいたあるホテルの支配人の方から、お客様からの評価やアメニティに対する嬉しい言葉が増えたと直筆でお手紙をくださいました。大変お忙しい支配人の方がわざわざお手紙をくださるほどホテル運営に貢献できたことを実感し、とても嬉しかったです。このお手紙は今も宝物で、机の前に飾っています。

T.M.
私は、初めて手がけたフルオーダーのグッズの案件です。発注いただいたクリアボトルの納品後、それ以外のアメニティやノベルティなど続々とご依頼をいただいたことがありました。アイグッズの提案に満足いただけたこと、そして最終的に複数の案件で貢献できたことがとても嬉しかったです。

M.M.
私が異動直後に担当させていただいたのは、ホテルの部屋のテーマに合わせたハーバリウム(ガラスの小瓶に花を入れたもの)をつくるという初めての提案でした。中に入れるお花の種類、ボトルのデザインなど、空間を演出するアイテムの提案という、今までにない経験でとても印象に残っています。


Q.04
特に大変だと感じることは
どんなことですか?

S.M.
ホテル開業のタイミングで導入いただく場合、アメニティの選択は最後の方になることが多く、短納期での発注がどうしても多くなります。開業という大きな節目でパートナーに選んでいただけたからこそ、最大限ご要望には応えたい。しかし、いちからデザインをつくる際は1、2日でデザイン案を上げなければならず、そのスケジュール調整に悩むことが多いのが実情です。その場合、お客様のためにできる限りスピーディーな対応を行いつつ、自分の効率化を意識して工場やデザイナーに過度な負担をかけないよう丁寧な連絡や迅速な確認を心がけています。

M.M.
以前フルオーダー事業部の際は、やり取りする方はマーケティング部署など専任の方が多かったのですが、ホテルの場合は支配人の方やハウスキーピングの方が担当されることが多く、その場合メインの業務で忙しい方がほとんど。最初は、連絡のタイミングなどアプローチ方法に頭を悩ませました。電話で連絡事項を素早く報告した方が良さそうな場合、または一度のメールで多くの確認事項をお送りする方が効率的な場合など、お客様の作業の工数を減らすために都度柔軟な形でやり取りを行っています。


Q.05
どんな時にやりがいを感じますか?

T.M.
ホテルの宿泊者の方のうれしいお声を共有いただけた時や、ウェブサイトのホテルのクチコミにアメニティやノベルティのコメントを見つけた時、私もホテルに貢献できたんだととても嬉しくなります。

S.M.
私もやはり、ホテルの方や宿泊者の方からの感謝のお声をいただけた時にやりがいを感じます。それと同時に、もっとお客様のお役に立つようなチームになりたいとも感じますね。私たちのチームはアイグッズとしても比較的新規参入の分野です。今目の前の成果だけではなく、どう動けば今後長期的な目線で事業拡大に繋がっていくかも考え、未来につながる行動を取っていかなければなりません。

M.M.
SNSなどでアイグッズのアメニティや備品が置いてあるホテルを見つけた時は、とても誇らしい気持ちになります。同時にもっとお客様に最大限の価値貢献ができるようになりたいと気持ちを強くする瞬間です。ただ、どうしてもお客様のすべての要望を叶えられない場合もある。そんな時は、与えられた条件下でベストな方法を提示すること。そして、お客様にとってアイグッズと取引する意味を提供することをこれからも大切にしていきたいですね。


Q.06
SUSPROチームの
展望を教えてください。

S.M.
メーカー事業部として掲げているテーマは、未来にやさしい事業を行うこと。アメニティを消耗品ではなく、価値あるモノとして提供することで、旅の思い出として持ち帰ってもらい、ホテル側はゴミを処分する手間も防げ、コストも抑えることができます。人手不足の解消にも役立てられますし、エコだけに特化したチームというより、ホテル業界が抱えている課題に対して多方面からアプローチできるようなチームになっていけたらと思っています。

M.M.
Sさんが言う、アメニティを思い出として持ち帰ってもらうという話にも通じますが、今は“モノ消費”から“コト消費”の時代ともいわれており、ホテルはそのモノとコトの掛け合わせの場所だと感じています。大量消費、大量生産への懸念が叫ばれている昨今、私たちはホテルで過ごすくつろぎの時間など“コト”へのアプローチにもお手伝いできると、アイグッズとして貢献の幅が広がるのかなと感じています。

T.M.
それから、社内向けの取り組みとしては、私たちはサステナブルなグッズを提案するチームだけに、アイグッズ全社のサステナブルな働き方を推進していくことも、一つのテーマに掲げています。長く強いチームを構築していくためにも、私たちが先陣を切って真剣に取り組んでいきたいミッションです。

On the Job Training System
SUSPRO編
Fin.

