アイグッズユニバーシティ
2023.01.12
皆さん、こんにちは!アイグッズマガジン編集部のSです!
今回は、IGU(アイグッズユニバーシティ)で好評の授業だった、新規事業担当Nさんによる、
「仕事でもプライベートでも理想の自分に!その秘訣は“目的論”にあった!」の授業内容を皆さんに特別公開します。
この記事にはこんなことが書かれています
アイグッズユニバーシティ(以下 IGU)とは、週に3回、有志で始業の30分前に集まって行う勉強会のこと。
アイグッズは、より広く社会に価値を届けるために、ビジネススキルを学び磨き上げることはもちろん、社会の課題にいち早く気づき当事者として迅速に行動へ移すことを大切にしています。
そのためにIGUでは、仕事を進める上で大事にすべきマインド、どの職種にも活用できる社会人スキル、職種別スキルの3つに分けて授業を展開しています。
経営陣から入社1年目の社員まで幅広い講師が揃うのも大きなポイントです!
今回、好評の授業だった、新規事業担当Nさんによる、「仕事でもプライベートでも理想の自分に!その秘訣は“目的論”にあった!」の授業内容を皆さんに特別公開します。
就活はもちろん、今後の人生において影響力のもつ1つの考えだと思い、今回皆さんに共有させていただきます。ぜひ自分の今の悩みや抱えている問題に沿って、考えてみてください!
こんにちは!新規事業担当のNです。
今回は、アドラーの『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本と自分の経験を織り交ぜて、仕事でもプライベートでも理想の自分を叶える方法をお伝えします。
皆さんは普段、自分の行動や思考傾向を振り返る時に「自分が今の性格なのは、あの苦い思い出が原因だ」「自分が育った環境のせいだ」と、《過去》に焦点を置いていないですか?
たとえば、自分に自信がないとして、自信がないのは「昔から引っ込み思案な性格だからだ」「両親も控えめな性格で、似ていているからだ」などと考えるイメージです。
しかし、今回紹介する目的論は、「人の行動に原因はない。すべては自分がありたいように行動しているだけ」という考え方。
仮に、あなたが辛い経験と感じている過去があっても、それはまったく現在には関係なく、怖がっている今の自分を「選択」しているだけ。言い方を変えれば、「かわいそうな自分を演じる」という目的を果たしたいという思いから来ている、という考え方です。
…少しわかりにくいので、この目的論について例を用いて、お伝えします。
たとえばある朝、お母さんと娘が喧嘩していたとします。
怒る母親をよそ目に、娘は聞き流したまま学校に向かってしまいました。
その1時間後、お母さんの携帯に娘の携帯から電話がかかってきました。お母さんは「娘かも!」と思い、不機嫌な声で電話に出ると、その相手はなんと担任の先生。「娘さんが体調不良なので迎えに来てください」という連絡でした。
電話の相手が先生だとわかると、お母さんは怒っていた声を急にやわらげて、「◯◯先生ですね!お世話になっております〜!」と急に態度を変化させました。
…極端な例かもしれませんが、相手によって対応を変えるような光景、想像ができるのではないでしょうか。
目的論ではこういった対応を、無意識に感情が出ている訳ではなく、目の前の人に対して選択している態度と解釈します。
つまり、怒っていたから怒鳴ったのではなく、相手が“娘”かもと思っていたから怒鳴り声を選択し、相手が娘ではなかったのでやわらかい声に変えたのです。
お母さんは「娘が私を怒らせるから」と正当化するかもしれませんが、先生が出てきた瞬間に声を変えることができたように、人間の一つひとつの行動は自らの意志で成り立っています。
「誰にどのような態度を取りたいか」という意思が、お母さんのあり方を変えていたのです。
私のあり方を変えたのもこの目的論でした。
私にとっての理想の社会人像は「仕事も、私生活も、すべてに全力投球。日々新しい挑戦をする自分」でした。
しかし1年目の9月まで、「仕事は楽しいが、圧倒的な成長はしていない」「アイグッズと自分の考え方が少し合っていない」とモヤモヤしていたんです。理想の社会人生活とは少し遠く、物足りなさを感じていました。
今思うと恥ずかしい話ですが、「アイグッズはこういう人が多くて自分は少し考え方が違うかも?」「アイグッズならAと考えるから、自分のBという考え方はダメなんだ」とアイグッズや社員の考え方を勝手に決めつけていたんです。
仕事内容においても、1年目は当たり前ですが基礎的な仕事(=ルーティンワーク)も多い。そんな中で、「仕事をやらされている」とネガティブに感じてしまうこともありました。
本来であれば「じゃあ自分から挑戦の領域を作り出してみよう。もっとゲーム感覚で仕事をして、もっと効率的に仕事ができないか創意工夫してみよう」と、試行錯誤しても良いはず。
実際、アイグッズの先輩たちはそうしていました。でも、当時の私は近くの人に話すだけで自分からは行動せず、環境や他人のせいにしてばかり…。
そんな自分が1年目の9月、目的論に出会い、「アイグッズがどう、というのは自分が行動したくないという目的を達成させるためなんだ」「仕事内容も自分がチャレンジしたいと思えば自分の力で変えていけるのに、会社やチームのせいにして踏み出さない理由を作っているだけだ」「状況がいつまで経っても変わらないのは、誰のせいでもなく、自分のせい。私自身が変わらないことを決断したからなんだ」と気づいたんです。
そんな自分は嫌だな、と思うようになり、自分で自分の道を塞ぐようなことはせず、違和感があれば自らアクションを起こすようにしました。
すると周りや環境ではなく自分の行動に焦点が当たるようになり、自分のやるべきことに本気で取り組めるようになったんです。入社して、初めて仕事で嬉し泣きをしたのも、この目的論に出会った9月でした。
アドラーの目的論と自分の経験を掛け合わせて大事だと気づいたのは、「かわいそうな自分」「悪い環境」を考えるのではなく、自分がどうなりたいのかという“目的”を考え、そこに向かった正しい選択・努力をすることです。
自分がいつまで経っても変わらないのは、自分が変わらないと決断したから。日々自分のあり方を振り返る中で、「〜だから悲しい」と落ち込むことがあっても、「ああ、今の自分は悲しむことを【選択】したいんだな」と俯瞰して気づくことが大切だと思います。
しかし、誤解してほしくないことがあります。
ここまで聞くと、「変わりたいと願っても変われないのは自分が至らないから」と“自分を責める”考え方をする方がいるかもしれません。
しかし、目的論は自分を責めるためにあるわけではないんです。誰でも落ち込んだ時、人や環境のせいにしたくなる時はあります。
大事なのは、辛い、悲しい、苦しい…といった感情を素直に吐き出し、受け止めた後、「最終的にどんな解釈をする自分でいたいか?」「どんな選択をする自分が好きか」を常に考えて、人生が楽しくなるほうを選ぶことです。
この目的論はすべてを前向きにチェンジしてくれる考え方だと感じています。ぜひ皆さんも、自分がどうなりたいのかという“目的”を考え、そこに向かった正しい選択と努力を意識し、行動してみてくださいね!
皆さん、アドラー心理学の目的論はいかがでしたか?
どのような環境にいても、人は必ずモヤモヤする時はやってくるものです。しかしそのような時、この目的論を踏まえてアクションを起こすと、この先の仕事やプライベートでも、なりたい自分でイキイキと過ごしていけるかもしれません。
アイグッズマガジンIGU出張版では引き続き、社員の特別授業をコラム形式で紹介をしていきます!
「こんなことに困っている」「こんな時、他の社員はどうしているんだろう?」など疑問・相談があればぜひコメント欄で教えてください!
勉強会と言えども、実務と言うより人生を豊かにしたり社会人としての基礎人格をつくる内容が取り上げらるのか。意外でした。
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