こんにちは!アイグッズ内定者のUです。
突然ですがみなさん、就活における「逆質問」って得意ですか?
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれても、
・本心で質問をしたら評価に響かないか不安
・とりあえず何か聞かなきゃ、で終わってしまう
・知りたいけど聞きにくいことがある
という経験、あると思います。私もまさにそうでした。
就活中は「その会社の仕事をもっと知りたい!」と思っていたので「印象に残っている仕事は何ですか?」と毎回聞いていたのですが、正直あまり深掘りした話は引き出せず…。
「今聞いたことって、確かHPにも書いていたような」と感じたこともあります。
そこで今回は、アイグッズの社員2名にインタビュー!
「もし今、就活生に戻ったら、どんな逆質問をしますか?」という視点で、現役社会人だからこそ話せる知見を聞いてみました。
アイグッズ社員が今思う、おすすめの逆質問とは?
インタビュー1人目:Tさん(2024年新卒入社 / メーカー事業部)

学生時代、陸上・バドミントンで県大会に出場。さらに高校生活では未経験だったサッカーにおいてキャプテンに任命されるなど、持ち前の努力精神とリーダーシップでマルチに活躍。その熱意は社会人になっても継続中。1年目からアイグッズの新規事業を第一線で引っ張っている。

会社のリアルな部分を知るために、今就活生に戻るとしたら、どんな質問をしますか?

「入社1年目の社員さんに、素直に感じているギャップを聞く」
就活中に面談した方は入社歴7年以上のベテランの方が多かったのですが、もう少し自身の立場と近い方と話せればよかったですね。
1年目の方って、入社してすぐに感じたことをリアルに覚えているじゃないですか。入社して数年経つと、どうしても「いい話」としてまるっと昇華されやすい。
1年目の方から「思ったよりこれが違った」「これは想像以上に難しかった」というギャップ・本音を具体的に聞くことで、自分の入社後をリアルにイメージできると思います。
なかなか自分から会う人を指定する機会はないと思うので、もしチャンスがあるなら、人事の方に「若手と話したい」と打診してみてもいいんじゃないかなと思います。

就活生時代、実際にしてよかった逆質問はありますか?

「社長に、10年後、事業そして組織はどうありたいですか?と聞いたこと」
先ほどとは真逆の考えになりますが(笑)、若手の率直な意見を聞くと同時に、トップの考え方に直接触れることもすごく大切だと思っています。
特に、アイグッズのような中規模の会社に入るなら尚更です。
どんなにボトムアップで若手に裁量がある組織でも、会社の意思決定をしているのは社長なので、上に立つ方の思考・性格は組織の文化に直結するのではないかと思っていて。
社長がどんなビジョンを描いているのか。もっというと、社長がどんな人間性を持っていて、どんな人たちと一緒に働きたいのかを聞くことで、自分の考えているキャリアや、自分にとっての居心地のよさと重なるかを確かめられるんです。
社長や経営層の「人となりを知る」「ビジョンを知る」質問、おすすめです。

社会人になってから気づいた「質問のコツ」はありますか?

「わからないことはわからないと、素直に言うこと」
聞くって上手に話すことではなくて、自分の認識と相手の認識をしっかりと揃えることなんだなと、仕事を通して痛感しています。つまり、自分が何につまずいているのかを話すことで、はじめて相手が持っている情報や認識との差分が見えるんですね。
自分の印象を気にして包み隠すより、素直に「この部分を理解できていません」と言った方が、相手も一緒になって考えてくれるんじゃないでしょうか。
素直になること。これは就活だけでなく、社会人になってからも大切な姿勢だと思います。
インタビュー2人目:Fさん(2025年新卒入社 / フルオーダー事業

学生時代から好奇心に突き動かされ、片道2時間半の通学時間をいとわずテレビ局でのアルバイトに挑戦。持ち前の豊かなコミュニケーション能力を活かし、チームのムードメーカーとして周りを巻き込みながら、グッズディレクターとして活躍中。

会社のリアルな部分を知るために、今就活生に戻るとしたら、どんな質問をしますか?

「仕事を通じて作れた、“人生の糧”を聞く」
学生時代は現実的なことを聞いていた傾向にあったので、もう少し抽象的な「人生単位」の話を聞いてもよかったなと思います。
嬉しいことと大変なことがセットでやってくるのが仕事です。だからこそ「人として成長できた経験」を知れると、面談相手の人生や仕事観が知れて、より深い話ができるのではないかなと思います。
様々な職種の大変さと喜びを深くまで聞けるのは、就活生の特権ですしね!その仕事の真髄を聞かないと、純粋にもったいないなと思います。

社会人になってから気づいた「質問のコツ」はありますか?

「少し聞きにくい質問は、ポジティブ変換をすること」
営業の際に意識していることなのですが、少し伝えづらいことを工夫して表現するようにしています。相手からの受け取られ方が全然違うんです。
例えば、「思いっきり働きたい!」と思う一方で「私生活も大事にしたい」という気持ちがあったとします。聞き方次第ではありますが、プライベートも重視していて…とストレートに伝えると、やる気がないの!?と捉えられてしまうかもしれません。
そこで、このようにポジティブに変換します。
「仕事に対して全力で頑張りたい!という気持ちがあるからこそ、メリハリのある生活が大事だと考えています。私生活とのバランスをしっかりコントロールできる社会人になりたいと思っており、メリハリをつけるコツや、皆さんの仕事終わりの過ごし方をお伺いしたいです。」
前提を丁寧に、かつ前向きに変換すれば、聞きづらいことも聞きやすくなるのではないでしょうか。

アイグッズの採用活動に参加する中で「この学生、すごいな」と思う質問はありますか?

「私はこう考えています を前提としている質問」
先ほどの話と若干重複するのですが、前提がしっかりあると、よく考えているな〜とうなされます。
たとえば「仕事のやりがいってなんですか」と聞くのではなくて「私は学生時代、◯◯の時にやりがいを感じてきたのですが、御社ではそのようなやりがいを感じられますか?」と聞かれると、その人が仕事で何を得たいのかが伝わって、こちらも話すエピソードがより深くなっていく気がします。
「なぜそれを聞きたいのか」という背景まで合わせて話してくれると、面接や面談というより、対話になる感覚があって、ついこちらも本音で話したくなりますね。
皆さん、逆質問のコツは掴めてきましたか?
お二人のインタビューを通して、質問とは「わからないことを聞くだけ」という受動的なイメージを持っていたのですが、「良い答えを引き出すために準備・工夫する」という能動的な行為ということがわかりました!
上手な質問をするための3つの型
最後に、実際に私がアイグッズでアルバイトしている際、先輩たちから教えていただいた「よい質問をするためのコツ」をご紹介します!
実は、よい質問には共通する3つの型が存在するんです。
それぞれ赤く示した部分に該当する質問が良い質問と言われています。みなさんがこれまで考えてきた質問はどのエリアに当てはまるのかをぜひ分析してみてください。(出展:斉藤孝『質問力 話し上手はここが違う』)
①具体的×本質的
・具体的
抽象的な質問ではなく、相手が答えやすいように具体的な質問しましょう。「やりがいは何ですか?」ではなく「〇〇のプロジェクトで、どのような点にやりがいを感じましたか?」のように掘り下げると、具体的な話を引き出せます。
・本質的
表面的なことではなく「なぜそうなるのか?」「一番大切なことは何か?」を深く考えた質問をしましょう。理由や目的といった、背景を深掘りすることが重要です。

②自分の関心×相手の関心
・自分の関心
興味を持って、知りたい!と思えるようなことを質問しましょう。先ほどのインタビューにもあったように、自分自身の興味がない質問は、言葉に熱意がこもらず、相手にも伝わりません。
・相手の関心
意外と見落とされがちなところ。相手が「話したい!」「この話ならできる!」と思える、得意そうな領域に沿った質問をしましょう。前のめりに話してもらえることで、その場の空気もガラッと変わります。

③過去の経験×現在の文脈
・過去の経験
その質問は誰に聞くべきなのかを考えてみてください。相手が過去にその経験をしていなければ、想像で答えることになってしまい、ふわっとした回答になってしまいます。
・現在の文脈
その質問は今聞くべきことなのかを考えてみてください。突拍子のない質問をしてしまうと相手を困惑させてしまいます。

まとめ:逆質問で「対話」をする
ここまで読んでいただきありがとうございます。
逆質問は、ただ疑問を解消する時間ではありません。「なぜこの質問をするのか」というあなたの関心や考えを伝えることで、面接官も本音で話してくれるようになります。
一方的なやり取りではなく、お互いの価値観や会社のリアルな文化について深く話せる、まさに相互理解を深めるための時間として使えるといいですね。
お互いがどんな人間なのかを知ろうとする、そんなコミュニケーションが生まれるような時間にしてください。
皆さんの就職活動、心から応援しています!